未来紀元歴元年のあとがき
Tumblrから抜粋しようと思ったのですが、我ながらあまりに痛い文章で心が壊れそうになったので、書き下ろすことにします。
2018年に作成。
コンセプト
大雑把にいうと、「人々の記憶を含めて、世界が5分前に作られた可能性は否定できない」という思考実験。 これと、当時読んでいた小説『天体の回転について』(著:小林泰三)にあった『時空争奪』という短編が、元ネタと言っていいでしょう。 (パロディというわけではなく、この曲を作るきっかけになったものという意味で。)
時間は未来のある時点、ある状態に到達するために存在している=その未来が不可避である、ということに、その世界の中の人が気づいてしまった、という感じの歌詞です。
「セカイカタログ」でのアレンジ
この曲は「セカイカタログ」に収録するにあたって、かなりアレンジをしています。クオリティ的な問題もありますが、何より歌詞とアレンジがアンマッチだったからです。特にイントロね。あまりに激しい。これはこれで好きな人も居てくださるようでしたが、曲のコンセプトがブレてしまったのです。
セカイカタログでのアレンジはイントロから全体的に叙情的な、もの悲しいイメージを強調した感じになっています。動画や黄昏ホリックでしか聴いたことがない人は、結構びっくりすると思いますね。