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未来紀元歴元年のあとがき

Tumblrから抜粋しようと思ったのですが、我ながらあまりに痛い文章で心が壊れそうになったので、書き下ろすことにします。
2018年に作成。

コンセプト

世界五分前仮説 - Wikipedia

大雑把にいうと、「人々の記憶を含めて、世界が5分前に作られた可能性は否定できない」という思考実験。 これと、当時読んでいた小説『天体の回転について』(著:小林泰三)にあった『時空争奪』という短編が、元ネタと言っていいでしょう。 (パロディというわけではなく、この曲を作るきっかけになったものという意味で。)

時間は未来のある時点、ある状態に到達するために存在している=その未来が不可避である、ということに、その世界の中の人が気づいてしまった、という感じの歌詞です。

「セカイカタログ」でのアレンジ

この曲は「セカイカタログ」に収録するにあたって、かなりアレンジをしています。クオリティ的な問題もありますが、何より歌詞とアレンジがアンマッチだったからです。特にイントロね。あまりに激しい。これはこれで好きな人も居てくださるようでしたが、曲のコンセプトがブレてしまったのです。

セカイカタログでのアレンジはイントロから全体的に叙情的な、もの悲しいイメージを強調した感じになっています。動画や黄昏ホリックでしか聴いたことがない人は、結構びっくりすると思いますね。